Johann(ヨハン)の日記


      No.166 2008.11.1〜11.15


2008.11.1(土) 
          (落ち葉を踏みしめると、シャカシャカと音がします。)
  おや、夕方もパパと散歩ですか?
んむ? あべお兄ちゃんも一緒だな。
ひゃっほ〜い! 行くぞ!
足取りかる〜く、ランラ、ランララン♪
この頃ね、すごく体の調子がいいんだよ。
夜中もお腹が苦しくて仕方がなかったのが
ウソみたいに治っちゃった。
お兄ちゃんとパパと僕、男同士の行進だ。

(「調子に乗って無理に動かれると、かえって
後で家族が迷惑する」と、思いやりのあるやさしい
言葉を一同からかけてもらい、ヨハンの散歩は
交代でお任せです。)
2008.11.2(日) 
            (磐梯山系の会津の井戸水。 うんめえ〜!!)
  どうもいつもと様子が違うぞ。
夕べは、おじいちゃんの家に泊まって、
そして朝からみんなで車に荷物を積みこんでいる。
きっと、どこか遠くに出かけるんだな。
僕も行くよ、おいていかないで。

ははぁん、知ってる、知ってる、ここ。
もう何度も来てる、おなじみの場所さ。
ここに着いたら、まずは庭の水を飲まなくちゃ。
う〜い、最高! この味、この冷たさ。

「なんだ、おまえ、耳かゆいのか?」
はぁ、ちょっと、このあたりが・・。
「かゆいなら、かゆいって言え。かいてやるぞ。」
ほんとですか?
ここの家の人が僕の隣に座って声をかけてくれた。
それじゃ、耳の後ろと、それから、ここと・・。
「今度は腹と脇の下もか。遠慮なく言えよ。」
では遠慮なく、体全体をさすってもらえます?

うひゃっ、助けて。
帰りの車の中は、野菜と果物がいっぱい。
白菜と大根の大きな包みが、カーブで揺れて
僕の体の上に落ちてきた! お〜い、誰か〜。

(晴天の会津へ行って来ました。
猪苗代湖に近づいたあたりで、陽を受けて金色に
輝く白鳥が3羽、上空を飛んでいきました。
いんげん、ごぼう、山芋、里芋、かぶ、
採りたての野菜尽くしの昼食は最高でした。)
2008.11.3(月) 
                  (会津のあぜ道を歩くヨハン&ひろ)
  遠出をしたあとは、のんびり日向ぼっこ。
寝てるだけといったって、車で揺られると
これが結構、疲れるんだよね。
お日様に当たりながら、僕は横になって目をつむる。
体全体をクシですいてもらって、耳そうじ。
時々、風が吹く。いい気持ち。

あの、今日の夕食、早目でも僕は気にしませんから。

(磐梯山の裾野のツヤツヤとした“高原大根”、
「これは持っていってほしい」という叔母の自信作。
ヨハンが乗るスペースにがんばって積みこんできた
甲斐がありました。切れ味もさわやか。)
2008.11.4(火) 
(どうも、ヨハンです。みなさん、元気?)(あ、サフランが下敷きに・・)
  ダダダダダダダッ!
タカタッ、カタッ、タカタカタッ!
カチャカチャカチャッ!
ドドドドドドドッ!
タタッ、タタタッ、タタタタッ!

ウォン、ウォン、オオーン!
・・ふい〜っ。
ひとっ走りしたし、遠吠えもしたし、寝るか。

(壁に向かって寝る体勢で熟睡。
4本足を高く掲げて壁を疾走、爪でカチャカチャと
うるさいこと、うるさいこと。
ちょうど、店にお客様がおいでの時でした。
当犬は夢の中で気持ちよく疾走し、満足気。)
2008.11.5(水) 
(サフランの花は魅力的な薄紫色、着色料に使われるのは赤いオシベ)
  あれ、今日の散歩は、あゆちゃんとママ?
あゆちゃんが引き綱を持つんだね。(緊張)
わかってる、ちゃんと左脇を歩くよ。(注意)
え、国際センターまで? えっと・・。(不満)
あのさ、ママ、ここで右に曲がってもいい?(懇願)
「あゆ、今日は国際センターはつらいと思う。
 ここから階段を下りてあげて。」(安堵)
「まったく、ママはヨハンに甘いんだから!
 私だけだったら無理にでも向こうまで行くのに。」
はい、それじゃ、階段を下りましょうね。
こちらです、どうぞ。僕が案内します。
あゆちゃんの気が変わらないうちに、
急いで近道へ行っちゃわないと。(姑息)
へへへ。で、ものはついでってことで、
ここんとこの獣道を通って帰っちゃうってのは
どうでしょうかね? だめ? あ、そう。(落胆)
「へん、ざまあみろ。ヨハン、ちゃんと歩け。」
・・・・・・・。(無視)

(足首のねんざもだいぶ回復し、徐々に社会復帰中
です。縫合を拒否した傷口は、いまだふさがらず。
時々うずくけど、縫う痛みよりはマシ。)
2008.11.6(木) 
    (写真を撮るよりも、早く戻って水を飲みたいんですけどね)
  お? あ? ほ? へ?
寝てたって、これだけはわかる。
体が、ほわ〜ん、と何かに引き上げられる。
なんだろう、このいい匂いは?
2階の部屋いっぱいに広がる、お腹に響く匂い。
たまらない!
僕は、フコフコと鼻先を動かしながら部屋の中へ
1歩、2歩・・バタン!
あ、ドアを閉められちゃった。

揚げたてのコロッケをいただいた? 
全部で5個?
パパにママ、あゆちゃん、ひろちゃん、これで4個。
・・もう1個は、僕の分じゃないか!

(さて、残る1個のコロッケはどうなったでしょう?
@ヨハンの取り分として、ちゃんと食べさせた。
A家族で4等分して食べた。
B「早いもん勝ちだ!」と、ひろが食べた。)

(“若林ひとみのホームページ”でお知らせして
おります“クリスマスコレクション展示会”の
日程が間違っていました。失礼いたしました。
正しくは、12月10日〜22日です。
12月14日・日曜日に、妹による
ギャラリートークを予定しております。)
2008.11.7(金) 
          (会津は、遠くの山並みが本当にきれいな町です。)
  ウンチがコロコロ コロリンコ♪
ぼ〜くは上から あら たいへん♪
さ〜かをころがり どこ行くの♪
まてまて ウンチ おいかける〜♪

きれいに草刈りが終わって、すっきりした土の上。
川にお尻を向けて、僕はフンッ!と背中を丸めた。
コロコロコロッ・・斜面をころがるウンチ。
フンッ! コロコロ。 フンッ! コロリン。
僕が体勢を戻すと、ママは、あわてて斜面を下りる。
1つ、2つ、3つ・・拾いものをするママ。
全部、拾った? じゃ、行こうか。

(ギンナン拾いの人々とすれ違いながらの散歩。
毎年恒例、晩秋の西公園の風物詩です。)
2008.11.8(土) 
  (寒くなってきたので、なんとか国際センターまで歩きます)
  「こんにちは。おっきいねぇ。」
はい、こんにちは。ギンナン拾いですか?
大きな袋にいっぱい、ずいぶん集まりましたね。
僕、ここんとこの匂いをかいでもいいですか?
ふんふん、ふふん・・はい、済みました。

「年取ったの? やせたんじゃないの?」
もう1人、ギンナンを拾う人が声をかけてきた。
やせた? 僕が? そうかなぁ。
確かに、夏にバリカンで毛を刈り取った後は、
年のせいか、なかなか毛が伸びてこないんですけどね。
だから、ほら、毛が薄くって風通しがいい。

イチョウの木の下でギンナン拾いをする人達が、
僕を見ると手を止めてこっちを見る。
僕は、道の端っこを歩いていく。

(大町交番の隣から公園の中を大移動した
大イチョウ、今年は葉が茂ることもなく裸のまま。)
2008.11.9(日) 
 (ここまで来てしまえば大好きな場所なのに、橋を渡るのを面倒がる)
  朝、ゆっくりと立ち上がる。
そして、ゆっくりと自分の部屋を出る。
鼻を動かして、風の匂いを吸いこむ。空を見上げる。
1歩ずつ、ゆっくりと歩き出す。
歩きながら、草の上の匂いをじっくり確かめる。
さらに踏み出すと、おや、サフランの花。
今、ちょっと踏んじゃったかな? ごめんよ。
どれ、今度はもう少し先へ行ってみよう。
「ヨハ〜ン!! 早くして〜!」
「こら〜、早く車に乗れ〜!」

・・少しぐらい急いでもしかたがないのに、
季節を愛でる心を持たないって、寂しいことだね。

(時計を持たぬヨハンの暮らし、風の吹くまま、
気の向くまま。足を止めたいたい時にふと立ち止まり、
じーっと考えごとをしています。)
2008.11.10(月) 
         (あいつ、誰? ガラスの壁面に映る自分を見るヨハン)
  夕方、あゆちゃんが店に帰ってきた。
ということは、これから、おやつを食べるってことさ!
では、「その時」を見逃さないように、
あゆちゃんを見張る体勢を整えなくちゃ。
部屋の入口に前足を差し入れ、ソファーに座って
くつろぐあゆちゃんを、じーっと見つめる。
うむ、荷物が邪魔をして、よく見えない。
では、右肩をぐいと傾けて、体を斜めにしよう。
このままの姿勢でいるのは、ちょいと苦しい。
しかし、おやつと引き換えなら我慢もできるさ。
「ちょっと見て、ヨハンのこの格好。」
「ねぇ、ヨハン、なにやってんの?」
僕は、目をつむって寝たふりをする。

ふりをしているうちに・・寝ちゃったらしい!

(いただきものの、“ぬれせんべい”のような
“ソフトサブレ”、「おいしい!」とあゆ&ひろに
大変好評でありました。ごちそうさまです。
ヨハンの分け前はなし、です。)
2008.11.11(火) 
       (イチョウの黄色とカエデの赤で、道沿いや公園が華やか)
  トンビとカラスが大騒ぎ。
お昼の河原。川っぷちで、鳥たちのエサを空に
放り投げている人が2人。
すぐそばの木は、枝に止まるカラスで真っ黒。
おっと、あぶない!
僕の体をかすめるように、低空のトンビが行く。
カラスとトンビが、取り合いのケンカをする。
数ではカラスの勝ち、体の大きさはトンビの勝ち。
トンビがエサをかすめ取って空へ飛んだ!
僕は・・こういうことは苦手だから、
静かな散歩道を歩こう。

(店の外、ドアの前に、枝つき・葉つきの柿を1個、
飾っておきました。
さっきから何度も、なにやら不審な黒い影が・・。
ササッ、サーッとドアに近づく影。
外に出てみると、カラス! 柿を狙っているな。
・・ということで、柿は店の中に収まりました。)
2008.11.12(水) 
            (ぼ〜くは クマ〜♪ 猟犬たちが 追い立てる〜) 
  ウワワワン、ワンワン!
ウキャキャン、キャンキャン!
ウ〜、キャキャキャン!

うひゃあ、すぐそばで3頭いっせいに吠えられると、
さすがにうるさいね。
声が高いから、頭に突き刺さるみたいだ。
あ、飼い主さん。お願いですから、それ以上は
僕に近づかないで下さい。
3頭とも、僕を見て歯をむいてますよ。
今でも外国では、君たちの仲間は吠えて、走って、
野生の動物を追いつめる仕事をしているそうだから、
大きな僕を見ると追いつめてみたくなるのかな。
僕は・・クマ?
では、クマさんは信号が青になったので渡ります。

(おっとり、のっそり、時にはむっつり。
食べるの大好き、春眠大好き、冬眠大好き。
茶色と白の小柄なクマ君です。)
2008.11.13(木) 
 (僕は救助犬。 必要とあらば、お捜しします。きっとお役に立ちます。)
  お店が終わって、真っ暗な外に出た。
立ち止まって、ふと歩道を見回す。
おや、向こうから誰かがこっちへ向かってくる。
ひろちゃんが、手を振ってそっちへ駆け出した。
むむ、あれは誰だ? 見たことがあるような姿。
ええっと、確か、あの格好は・・。
目を細めて近づいてくる人影をじっと見る。
・・そうだ! あれは、あゆちゃんだ!
お〜い、お姉ちゃ〜ん、おかえり〜!
僕が駆け寄ろうとすると、ひろちゃんが間に
割って入って通せんぼ、邪魔をする。
どいて、ひろちゃん。僕は、あゆちゃんに挨拶したい。
右、左、右、左、僕が動く通りに邪魔が入る。
それっ。やっと、ひろちゃんが目の前から消えた。
あ、あ、あ、あれれ?
あゆちゃんも消えちゃった。いない。
僕の目の前には、誰もいない。魔法だ。

(ヨハン君へのアドバイス→左右と前を確認して
見つからなかった場合は、そのまま立ち尽くして
いないで、後ろを振り返ってみましょう。)
2008.11.14(金) 
       (哀愁がただよう後ろ姿、ちょっと自信を失っております。)
  公園で木の根元の匂いをかぐ。
ふむ、ここは要チェックだな。
片足を上げて僕の匂いをつける用意。
む、あ、へ、おっとっと。
・・まぁ、犬だって、こういうことはあるさ。
片足を上げたらよろける、ってのは。
別に、たいしたことじゃあないよ。
気にすることなんか・・ないよね?

(片足を上げた途端によろけてしまったヨハン。
上目づかいで私をチラと見ると、何もなかった
ような顔をしてスタスタと歩き出しました。)
2008.11.15(土) 
      (折りたたみ式のケージ、狭いけど、ここで1日を過ごします。)
  うへぇ、僕、こういうとこは苦手なんだ。
犬、犬、犬、犬、犬、犬、犬、犬!
ひろ〜い場所に、犬がた〜くさんいる。
走ったり、跳んだり、駆け上がったり、伏せたり、
まぁ、しかし、みんなよく頑張るねぇ。
僕は今日1日、いったい何をしてるのかって?
ケージの中で、ずっとおとなしく寝てるのさ。

(2日間、仙台市内の訓練競技会・アジリティー
競技会の会場へコーヒーの出張販売。
朝6時半から受付け開始なので、5時前には家を
出ました。出場者は全国各地から集まります。
ヨハン君は、看板犬として屋台のテントの中で
ひたすら寝ておりました。)