Johann(ヨハン)の日記


      No.167 2008.11.16〜11.30


2008.11.16(日) 
       (あぁ、おいしい。硬くて、噛めば噛むほど味が出る。うまい!)
  今日も朝早く、まだ暗いうちに家を出た。
でも、眠気なんか吹き飛ぶ1日だった。

「ヨハン、これ、なぁんだ?」
ひろちゃんが僕の目の前に差し出したものは・・、
うっひゃあ!! ちょうだい!! ブタの耳!
カリカリしてて、噛みごたえがたまんない。
カリッ、ガリッ、バリッ、モググ。

「ヨーハンー、これ、ほしい?」
どっひゃあ!! 目から火が出る。馬のアキレス腱!
天にも昇る心地っていうのは、きっとこれだ。
アグ〜ッ、グイ〜ッ、ウム〜ッ。

「かわいいねぇ。」「かわいい! かわいい!」
たくさんのお兄さん、お姉さんが僕に声をかけていく。
はい、ど〜も〜、みなさん。
今日の僕は、ご機嫌最高!
これから毎日、ここに来てもいいなぁ。

(出店で販売している犬用のおやつを、1日中
次から次へと差し出され、普段のおやつは小さな
ミルキーガム1本と限定されている本犬は、
ウハウハと興奮状態。
動物の専門学校の生徒さん達にも可愛がられ、
夢心地の1日が過ぎていきました。)
2008.11.17(月) 
     (馬さんのアキレス腱、ングググーッ →→ 食べ過ぎた・・)
  う・・お腹の具合が・・。
朝、車が店に着いてすぐ、西公園へ早足で向かう。
早く、早く、急がなきゃ。
土の上で、足を踏ん張って体勢作り。
ググッと背中を丸めて、それっ。
ふ〜っ、山盛りのウンチが出た。
むむっ、まだお腹がギュルギュルするぞ。
もう1回背中を丸めて、グググッ。

やれやれ、いったい朝からどうしたんだろう。

(食べ過ぎには注意しましょう。
ブタさん、馬さん、きのうは、ヨハンのおやつに
なっちゃって、すみませんでしたね。)
2008.11.18(火) 
(粗食に戻って体調は落ち着きましたが、食い意地がいまだ戻りません。)
  まぁね、食べ過ぎるのは体によくないと思うよ。
普段の食事の方が健康にいいってことは、
そりゃあ・・僕だってわかってるつもりなんだ。
だけど、ほら、おみやげをいただいたでしょ。
出店で犬のおやつを売っていたおじさんが、
ジャーキーやクッキーをくれたはずさ。
あれ、どこにあるの?
僕、まだ食べてないよ。

(2日間の競技会のお付き合いで仲良くなった方から、
犬用クッキーを袋に入れていただきました。
食べ過ぎのヨハン君は、しばらくの間“おあずけ”。
おやつの存在に匂いで気づいているらしく、
疑い深い目で部屋の中をキョロキョロ見回します。)
2008.11.19(水) 
 (ひろが写真をたくさん撮ってくれたので、無心に食べるヨハンを再び)
  走る。体がかるい。
寒い。ご機嫌だ。
急げ。公園まで。

つまり、寒いと、おしっこが近くなるのさ。
タッタッタッ、と走るのも気にならない。
交差点をあっという間に渡りきって、
ほら、もう公園の土の上。

(急に気温が下がるようになり、冬の救助犬は
絶好調。足取りもかるく、とても元気です。
人間は・・さむ〜っ!!)
2008.11.20(木) 
(右の写真・お城を模した公衆トイレと交番、そして天文台があった場所)
  ふと、目が覚めた。
まだ薄暗いから、きっと朝早い時間だ。
家の中の家族は、まだ起きていないみたいだ。
外の雰囲気がいつもと違う。不思議な音がする。
こっそり外の様子をのぞいてみる。
・・おや、地面が白い。寒いね。
空を見上げると・・雪だ!
シャーッという静かな音と一緒に、雪が降ってくる。
ワ〜オ! 雪!!

(早朝、カーテンを開けると、外は雪じゃ〜!
突然の雪の季節の訪れ。タイヤ交換はまだ。
こういう日に限って、ひろが早朝に登校。
そして夜は、あゆの帰りが遅くて山へお迎え。
パパはスタッドレスタイヤを引っ張り出して、
雪が降る中、大急ぎでタイヤの交換。
なんとか出発に間に合いました。)
2008.11.21(金) 
(ケージの上のカーキ色の毛布は、少なくとも40年は経っている年代物。
     まだまだ頑丈です。アンティーク保存は我が家の伝統かな。)
  おや、あゆちゃん、どうしたの?
早退してきた?
うつむいちゃって、いつもみたいな元気がないね。
ははぁん、風邪をひいたね。
家に帰るなら、僕が一緒に行ってあげる。
1人っきりじゃ不安でしょ。さ、帰ろう。

で、ものは相談なんだけど、夕方の散歩は
簡単でいいから、食事を早目にもらえるかな。

(24日に大学のオペラ公演を控えているあゆ、
高熱・耳の痛み・鼻づまり・のどの腫れでダウン。
青葉山は、初雪の観測日が平地よりも早く、
気温が数度は低いそうな。)
2008.11.22(土) 
      (ショーウィンドーと店の中も、クリスマス気分に模様替え)
  あ〜っ! ひろちゃんが手に持ってるもの!
バリバリと音がするビーフジャーキー。
もう片方の手には、いつものミルキーガム。
食べる、食べる、食べる!
ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい!
「ヨハン、うるさい。」
う〜っ、早くほしい、ほしい、ほしい。
はふっ。ジャーキーを口に入れる。バリリッ!
「ほい。次に歯みがきがわりのガム。」
どうも。グギギーッ。
やっぱり、おやつは多い方がいいよ。

(食べ物を見ると目がまん丸になるヨハン。
行儀よく座ったまま、お尻でピョンピョンと跳ね、
子犬のような表情になって・・か〜わいい!)
2008.11.23(日) 
  (リンゴと赤いキノコ、ワラの星、ドイツ風の飾りつけにしてみました)
  枯葉が道に積もる。ふかふか。
踏みこむと足が沈む。グイと踏ん張る。
落ち葉をかき分けてギンナンを拾う人がいる。
僕は、落ち葉を鼻先でかき分けて匂いをかぐ。
ギンナンを拾う人は、わき目もふらず一生懸命。
僕は、その人をちらりと見て道を先へ進む。
ふかふかの道が続く。

(雪や雨が降って、ギンナン拾いも難儀そう。
寒い、寒い、寒い。仙台は寒い日が続きます。)
2008.11.24(月) 
        (散歩で歩いた後、水が欲しい状態の口を開けたヨハン)
  枯葉が僕の部屋の回りに積もる。ちくちく。
頭の上の大きな杉の木から、とんがった葉っぱが
降りそそぐ。
コンクリートの上は、ちくちくの葉っぱだらけ。
僕は、その上に横になる。
僕の体に、とんがった葉っぱがくっつく。
パパが部屋を掃除する。ちくちくが消えていく。
僕は体をブルブルッと震わせる。
僕の体からも、ちくちくが飛んでいく。

(家族それぞれの休日でした。あゆは、大学の
オペラ公演の本番、トローチをなめつつ奮戦。
ひろは、翌日からの中間テストに向けて奮戦。
パパは、掃除・洗濯など、家事に奮戦。
私は、12月のクリスマスコレクション展示に
向けて、コレクションの点検に1人奮戦。
ヨハンは、ヨハンなりに・・。)
2008.11.25(火) 
          (近道のけもの道も、枯葉がぎっしり、ふかふかです)
  今日は、まだ外が明るいうちに夕方の散歩に行く。
ひろちゃんが、いつもよりもずっと早く学校から
帰ってきた。 外で僕を見送ってくれる。
「ほら、ヨハン、来た。帰ってきた。」
え、誰が? どこに?
僕は、小さな犬みたいに素早く方向転換ができない。
お尻をたたいて合図されて、ゆっくりぐるりと回る。
そこにいたのは、赤いコートのあゆちゃんだ。
おかえり。今日は、2人とも帰りが早いんだね。
ひろちゃんと、あゆちゃん、2人並んで僕の前にいる。
ねぇ、こうしてるとさ、家族だなって感じるよね。
うれしい、うれしい、うれしいな。ほい、ジャンプ!
「やめて、服が汚れるから。」
うれしいなったら、うれしいな。ピョン!
「早く散歩に行きなってば。」
うん、いってきます。
僕がいなくて寂しくない? すぐ帰ってくるからね。
「いいから、行きなさ〜い。」

(11月25日、若林ひとみの三回忌です。
三回忌にあたる今年のクリスマスシーズンは、
本人が30年に渡って収集したヨーロッパの
アンティーク・クリスマスコレクションの
展示会を、横浜で開催します。
とても貴重な品々です。ぜひ、ご覧下さい。
2008.11.26(水) 
  (ヨハンの写真の上はドイツのミニリース。 ホワイトボードには
   “モカ・マタリとエチオピア入荷、1部のブレンド再開”のお知らせ)
  今夜は冷えます。
冷えると、つまり・・おしっこがしたくなる。
こんな夜中にすみませんが、誰か、お願いしま〜す!
僕は、背の高い杉の木に囲まれた真っ暗闇に立つ。
そして玄関をじっと見つめる。
ほら、僕がひと声叫ぶと、どんな時間でも
こうやってすぐに誰かが来てくれる。
ママ、早く部屋の扉を開けて外に出して。
僕は早足で草の上へ。急いで用を足す。
どうもありがとう。もう家に入っていいですよ。
おやすみなさい。僕も安心して眠れます。

(真夜中、セント・バーナードにひと声叫ばれたら、
すぐに駆けつけないと近所迷惑になるじゃないですか!)
2008.11.27(木) 
 (関東学院のクリスマスコンサートのちらし。工学部の学生さんの
イラストで、クリスマスコレクション展示会のお知らせが載っています。)
  えっへっへ〜、今日の僕は恐いものなしだぞ。
だって、あゆちゃんと家で留守番だから。
何かあったら、きっと、あゆちゃんが僕を守ってくれる。
あゆちゃんは強いんだ。
ちょっぴり恐いお姉ちゃんけど、一緒にいると安心さ。
今日は、あゆちゃんと僕、ゴロゴロと寝て過ごす。

(イタリアのグイドさんから、夜にメールが届きました。
日本語への自動翻訳システムを使った漢字の文章、
声に出して読むと“矢島美容室のマミー”〔真面目な方々、
すみません。これ、“とんねるず”です〕のようで、
疲れでもうろうとしていた頭がすっきりしました。

「妹マティルデマーキュリーは非常に良好、
ここではすべてイタリア結構です。
家族への巨大な敬礼を。
私はGoogleの執筆単語翻訳理解期待。グイド」)
2008.11.28(金) 
         (老犬は川へ急ぐ。そして、川の流れをしばし見つめる。)
  雨だ。それも、どしゃ降り。
でも、僕は平気さ。気になんかならない。
早足で雨の歩道を歩く。
交番の前に、雨ガッパを着たおまわりさん。
こんにちは。雨の日も道路の見張りをするなんて
大変ですね。
おまわりさんが頭を下げてくれる。
さて、水たまりだらけの西公園の点検をするか。

(とても元気な老犬、倒れそうだった夏が
うそみたい。去年の冬よりも調子がいいようで、
あゆ&ひろが一緒だとご機嫌です。)
2008.11.29(土) 
            (ほい、ほい、ほい。匂いかぎは楽しいな、っと。)
  下から聞こえてくるこの声は、誰の声だ?
考えるまでもない。あべお兄ちゃんさ。
きっと、僕と散歩をするために来たんだ。
さぁ、行こう、すぐ行こう。
僕は、張り切って階段を途中まで下りかける。
「ヨハン、待ちなさい。」
無粋なママが呼び止める。
お兄ちゃんが僕を待ってるよ。
すぐに行ってあげなきゃ、悪いじゃないか。

外に出たら、ほら、ヤッホーイ!
待った? そうでもない?
「わかった、わかった。行くから、やめろ。」
さぁ、公園に出発だ!お兄ちゃん、ついておいでよ。

(なんでしょうね、この元気さは。
年が明けると10才だというのに、どんどん
若返っていますよ。早足も平気ですから。)
2008.11.30(日) 
   (あ〜、みなさんお元気ですかぁ? わたくし、休日のヨハンですぅ。)
  「ねえ、散歩行きたい! おしっこ!」
「ねえ、のどかわいた。お水ちょうだい!」
「ねえってば、お腹が空いた。ごはんちょうだい!」

やっぱり、自分の主張をはっきりすることって、
生きていくために大切だよね。

(若返りと同時に、こらえ性がなくなって
わがまま度が進行中。まるで子犬のようで
かわいいと言えばかわいいけど・・、
もう1度訓練所からスタートしますかね。)