ー 白バラが紅く散るとき ー      
若林 ひとみ
Hitomi Wakabayashi


                          
                     

   

   ★ 
若林 ひとみの経歴 ★
                   

           
1953年9月5日生まれ
宮城県の多賀城小学校、青森市の古川中学校 
宮城県第一女子高等学校から東京外国語大学ドイツ語科へ
ビ−レフェルト大学・ミュンヘン大学でも学ぶ。

翻訳家 (ドイツ語を中心として多くの児童文学を翻訳)
クリスマス研究家 (数冊の著作の他、ヨーロッパのアンティークを多数収集)
議員 (東京・文京区議 「開かれた議会をめざす会」発起人) として
それぞれの分野で精力的に活躍。

文京区の集団検診を毎年受診、2001年の検診の際に胸の痛みを訴えた。
触診で「ガンとは無関係」と診断され1年が経過。
翌2002年の検診で既にかなり進行した乳ガンが発見された。
放射線治療を続けた後に胸の切除手術も受けたが肺に転移。
     
入院先の聖路加病院で岩波書店の編集者と打ち合わせを行ない、
原稿を病棟のファックスから送って執筆を続け
遺作の「名作に描かれたクリスマス」を書き上げた。
                          
2005年11月25日 52歳で没
  

                   ★ 若林ひとみを偲んで ★
            
病室のバッグに遺されていた「ガン日記」と表題のある2冊のノート、
                  家族としての思い出、みなさまからお寄せいただいた文章など、
                            少しずつ掲載してまいります。 
                             白バラの心


               ★ 
2006年8月11日 毎日新聞 ”記者の目” 
                            文・日下部 聡記者
                         
「道半ばで散った『白バラ』翻訳者」    


                          若林ひとみの3つの分野での活動 

著作・翻訳作品 HITOMIコレクション 11/27文京区議会議員


★ 「べーからの手紙」 

若林ひとみの人生を振り返りました。
「珈琲豆屋ベートーベン」のホームページからの文章です。 
http://www.beethoven-coffee.com/
べーからの手紙
No.120 No.121
No.123 No.125
No.127 No.130
No.141

  
★  謹 告  ★


    2006年2月6日に新版として発行された「ゾフィー21歳」(草風館)は
    ドイツの原作者へルマン・フィンケ氏と協議の上
今後増刷は行なわず絶版とすることになりました。

新版の奥付け(本の最後)・出版社名の後ろに著作権を示す「C」の記号が
表記されていますが この出版社に著作権はありません。
     
1982年 草風館からの初版発行の際も大きなトラブルがあり
    原作者・フィンケ氏と翻訳者・若林ひとみの意向で
発行後まもなく絶版となっていました。 

    ヘルマン・フィンケ(Hermann Vinke)著  原題 「ゾフィー・ショルの短い生涯」 
(Das Kurze Leben Der Sophie Scholl) を
    日本語に訳した若林ひとみの作品は 
1986年に
講談社文庫から出版された
    「
白バラが紅く散るとき  ヒトラーに抗したゾフィー21歳」のみです。

 

   2005年9月 最後のドイツ訪問
   帰国後まもなくガンの再発で入院 
   そのまま帰らぬ人となりました。

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